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チャート研究所からのメッセージ

チャート式が、チャート式でありつづけるために。変えていくことと、変えなくてはならないこと。チャート式は、青春の思い出(?)

「チャート式を使っていました。紙面に息抜きのイラストや語呂合わせのいいチャートが入ってて結構楽しかった。」「スタンダードっていう問題集をやらされたけど、答えが無くて苦労した。」「チャート式には赤とか青とかあって僕は易しい方の青を使ったけどそれでも結構難しかった。」いろんな方から、よくそんな言葉をかけていただきます。何十年も前に使った参考書や問題集のことを今でも覚えていただいているということは、いい意味でもわるい意味でも、ある人たちにとっては、いわば「青春時代の思い出の本」なのかもしれません。10代の頃<チャート式>とともに勉強した学校の先生にとって、<チャート式>は、懐かしく、親しみもあり、したがって教材としても使いやすいと評判をいただくことも多いようです。

ところが、ここに、実は大きな問題があります。<チャート式>の読者には、「プロ」と「素人」が存在するということです。「プロ」とは先生、「素人」とは生徒のことです。つまり、学習内容をすでによく知っている先生にとって「使いやすい」ことと、その学習内容に初めてこれから触れる生徒にとっての「わかりやすい」こととには、違いがあるということです。ましてや、先生と生徒では青春時代における世の中の環境がまったく違います。この両者にとって「良い本」をつくることが、今の<チャート式>の本づくりの難しさです。

チャート式が、80年愛された理由。

冒頭で述べたように、<チャート式>の大きな特徴を2つあげるとすれば、

  1. 解法に「誰もが」「確実に」たどりつく道しるべを提示すること。
  2. 使用する目的レベルに対して「漏れがなく」「安心して」使用できること。

これは、どんなに時代が変わろうと、<チャート式>の変わらない部分です。

しかし、「教える環境」と「教わる環境」は激変しています。「教える環境」でいえば、ゆとり教育、学校週5日制等によって、教える時間が激減しました。そのため、勉強を「やる子はやるが、やらない子はやらない」といういわゆる<学力の二極化現象>が起きています。先生は、さまざまな学力幅を持った生徒に対して、一律に授業をしなくてはならなくなりました。一方、「教わる環境」では、自由時間が増えた分、学校の授業以外に学ぶ環境に恵まれている人が有利になりました。大学全入時代を控え、以前の生徒たちとくらべて勉強時間が減少しているというデータもあり、同時に、活字離れが急速に進行しています。これからの参考書は、こうした「変化」にどれだけ機敏に対応していけるかが問われています。つまり、「工夫」がないものはダメだということです。

チャート式は、「変わらない精神」をもちながらも、時代に合わせたさまざまな「工夫」をとりいれています。そのために、先生や生徒の皆さんから生の声を聴くことも欠かしません。学校で編集者が公開授業の参観をさせていただいたり、読者にアンケートを出して分析したり、日常的に先生や生徒の皆さんからご意見をいただいたり。そして、その声をスピーディに編集に反映しています。

チャート式がチャート式でありつづけるために。チャート式は、発刊以来、今も昔も全速力で走りつづけているのです。

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