CHART
チャート式のご案内

チャート式のチャートは、海図を意味するCHARTが語源です。海図は船が暗礁に乗り上げないよう警告し、目的地に入港するための最も安らかな航路を示しています。
解答にいたるための最も安らかな航路を示す海図でありたいという意思をその名に込めた参考書がチャート式です。
また、チャートという言葉には、単に問題の正解を得ることをゴールとするのではなく、そこにたどり着くまでの考えるプロセスこそが大切であるというメッセージが込められています。

CHARTとは何?

C.O.D.(The Concise Oxford Dictionary)には
CHART-Navigator’s sea map,with coast outlines,rocks,shoals,etc.
と解いてある。
海図、浪風荒き受験海に船出する若き船人に捧げられた海図→問題海の全面を悉く一眸の中に収め最も安らかな航路を示し併せて乗上げ易き暗礁や浅瀬を一目瞭然たらしめるChart←合格の彼岸へ安全上陸
(昭和初頭発行 チャート式 代数学 諸言より)

CHARTとは何?

数学の問題を解くということは、大洋の航海にも似ています。山や川や森や林には目印があります。そこを歩んでいく道のついた陸路とは違い、海路は見渡す限り青一色の空と水、目指す港は水平線のかなたに隠れています。首尾よく目的の港に入るには、海についての様々な知識をもち、波風に応じて船を操っていくいろいろな技術に練達していなければなりません。

問題の解答も、定理や公式の海のかなたに姿を没しています。どこに、解答への航路を発見し、羅針盤の針を向けるか。それには根底となる知識はもちろんのこと、問題の条件に応じて、それらの知識を操る術を習得していなければなりません。

こうやったら、必ず問題が解ける、こんな百発百中の問題解決法があればありがたいのですが、そんなまじないのようなものは、まず考えられません。とはいえ、闇雲にたくさんの問題を解いて、その解法を身につけるだけでは、出会ったことのない新しい問題を解くことはできません。

問題を解くには、問題を解く身構えが必要です。
たとえば、図形の証明問題は、普通、仮定を用いて結論を導きます。しかし、問題が複雑になると、この方法で証明を見出すことは難しく、結論から出発をして、出発点である仮定への道を探る方法も有効になってきます。このことは、仮定を出発する港、結論を目的とする港にたとえた場合、目的とする港に控える水先案内人に、航路を案内してもらうことにも似ています。

同じ考え方は、図形の問題に限らず、他のいろいろな場面でも活用することができます(下の2つの写真は、こういった問題解法の身構えを記した、昭和初頭の「チャート式 幾何学」と現在の「チャート式 数学Ⅰ+A」になります。赤く囲んだ部分が、該当する箇所になります)。

  • CHARTとは何?

    チャート式 幾何学

  • CHARTとは何?

    チャート式 数学Ⅰ+A

数学に限らず、自ら考えるということは、上に記したように、見知らぬ大洋をたったひとりで航海していくようなもの。その際、味方となるのは、正しい航路を発見し、解答という港へ導いてくれる海図(チャート)です。チャート式は、100年の伝統と実績をもって磨き上げてきた学習の羅針盤です。
チャート式は 学習内容の重点をおさえ、生徒自身が問題の急所がどこにあるのか、その解法をいかにして思いつくかをわかりやすく示す ことに主眼をおいて編集された参考書です。

指針→CHART→解答に沿って

  • 基本となる事項を、定義や公式という形で覚えるだけでなく、問題の解決に役立つ形でとらえていく。
  • 問題の基本となる事項の間につながりをつけることを考えていく。
    これらを端的にわかりやすく示したもの、それがまさしくチャートです。

チャート式の特徴

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